2017-10-10 ■ 明日と今日の間の中で道に迷った夜を過ごすならコップに入れた、水を思い明日を待とう誰も、コップが割れるなんて思わないだけれど、不意に割れるコップもある。明日を迎えて、朝日があればコップが割れなかったことに感謝するように、朝よありがとうと思えばいい。昨日コップがあったか。水が注がれていたか。それを確認するすべはない。今日は今日が初めてかもしれない。昨日の記憶が、誰かに作られたものでないと、誰が証明できるであろう確かなことは、割れていないコップが、今日の朝にあること。ぐいっと飲み干して、また次の夜を迎えよう。