明日と今日の
間の中で

道に迷った
夜を過ごすなら

コップに入れた、
水を思い
明日を待とう

誰も、
コップが割れるなんて思わない

だけれど、
不意に割れるコップもある。

明日を迎えて、
朝日があれば
コップが割れなかったことに
感謝するように、
朝よありがとうと思えばいい。

昨日コップがあったか。
水が注がれていたか。
それを確認するすべはない。

今日は今日が初めてかもしれない。
昨日の記憶が、
誰かに作られたものでないと、
誰が証明できるであろう

確かなことは、
割れていないコップが、
今日の朝にあること。

ぐいっと飲み干して、
また次の夜を迎えよう。